必要なのは罰でも脅しでも、なだめすかしでもない。 本当の信頼関係を結び、子どもが社会の中で生きていく力を育むために大切なもの。
本書の概要
筆者であるポール・ディックスは、イギリスで数々の教育困難校を立て直してきました。その中で、子どもたちの問題行動は傷つきや不安に由来すること、学校全体が一貫した基準で彼らに行動支援を行うことが大切だと考えました。
罰を用いても、子どもたちはそこから正しい行動規範を学ぶことはありません。傷つき、困りや怒りを抱える子どもたちには、他者と生きるためのふるまいを教えてくれる大人、身に付くまで根気よく支えてくれる大人こそが必要なのです。
本書では、そうした行動支援に必要な教師のマインドセットや方法を示します。
読者対象:小学校教員、中学校教員、高等学校教員、特別支援教育担当教員
出版年月:2024年3月4日
ページ数:312
判型:四六判[:]