日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか
日経BPUSスチールを2兆円で買収する大胆な決断は、この変革の延長線上にあった 過去最大の最終赤字4300億円を計上した年から約5年、瞬く間に復活し戦線を拡大する日本製鉄。 その裏には、血のにじむような構造改革とやるべきことを最短距離で実行する企業風土への変容があった。 「動きが重い」と言われてきたかつての姿は、もうそこにはない。 重厚長大産業の中でも、代表格である日本製鉄の「転生」を描いたノンフィクションが誕生。 日本の伝統的な大企業はこんなにも変われる 本書の内容 第1章●自己否定から始まった改革?5つの高炉削減、32ライン休止の衝撃 ?退路を断った「2年以内のV字回復」宣言/労組にとって「暗黒の金曜日」に?ほか 第2章●「値上げなくして供給なし」?大口顧客と決死の価格交渉 ?染み付いていた負け犬体質/価格交渉は「孫子の兵法」で正面突破?ほか 第3章●異例のスピードで決断?インドで過去最大M&A ?転がり込んだ千載一遇のチャンス/激しく抵抗する創業家、泥沼の訴訟合戦に?ほか 第4章●動き出すグローバル3.0?「鉄は国家なり」の請負人に ?もう日本では見られない? 新し[:]