ジダイ社重度重複障害児への科学的な教育的アプローチを「自立活動の教科書」としてまとめました 特別支援学校における重度重複障害児の自立活動は、多くの教師が「何をしてよいのかわからない」と感じており、有効な手立てがなかったり、理学療法士や作業療法士のような施術をしたりしているのが実態です。教育としての自立活動を確立するために、教育の専門家としての教師が、自立活動を教育として行うための「教科書」が必要です。 「新しいうんどう」は、従来、経験知や実践知で行われてきた重度重複障害児への教育実践に、医学や解剖学、生理学等の理論にもとづく科学的な仮説を取り入れ、誰でもが、どんな子どもにも、安全に、教育として最低限必要とされるものを教えることができることをめざします。 本書は、「新しいうんどう」の基本部分(健常児でいう読み書き計算)の学習(「基本のうんどう」)を教科書としてまとめました。1日20分程度の時間、継続して繰り返し学習することで、筋の緊張のコントロール等を学び、手足の操作、呼吸や排泄、姿勢の保持といった生活に必要な力を身につけます。 混沌とした重度重複障害児の自立活動の実践において、未来志向で、かつ[:]