1930年代、傀儡の皇帝が祭り上げられ誕生した薄命の国家、マンチュリア。
各々の理想の楽園を追い求め、東洋のパリ・ハルピンのキャバレーの狂騒に身を投じた
亡命貴族や隠れキリシタンの末裔たちに思いを馳せる……。
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Belle Epoque 美しい時代
Confusion 混沌
Revolusion 革命
Vita Nova 新生
かつて祖父がハルピンで開いたキャバレー。
その時代の束の間の栄華と、刹那的な享楽に思いを巡らす――
球体関節人形と人形オブジェで、
歴史の陰翳の中に生きた者たちを描き出した
清水真理による幻影の劇場!
撮影:田中流
装丁:中川ユウヰチ+KINEMA MOON Graphics
【仕様】
ページ数:64ページ
サイズ:B5判
ハードカバー
【清水真理 プロフィール】
1972年、熊本県天草生まれ。多摩美術大学在学時より人形制作を開始し、国内はもとより、イタリア、アメリカ、台湾などで個展多数。このほかバンドMUCCやSukekiyo、TVドラマ、映画「アリス・イン・ドリームランド」などへの人形提供、中野区シティプロモーションキャラクター「中野大好きナカノさん」制作など多彩な活動をおこなっている、日本を代表する人形作家のひとり。[:]