高齢化が進む山奥の集落に暮らす人々の経営の実践書「大変な場所に出合った」で始まる本書は日本の職場主義目標管理の第一人者 中嶋哲夫が著したドキュメンタリーともノンフィクション小説とも経営の実践書ともいえます。高齢化が進む山奥の集落に暮らす人々が自分たちでビジョンを作りぶれることなく計画を進め普段の生活「生業」を事業として企業体を運営しています。内職作業も集団で行うことで規律が生まれ、品質・技術の向上が図れます。また、山に暮らす人々にとって当たり前の食事が他所の土地の人にはごちそうになる。そんな地域の宝物を次々と商品として、周辺集落にも収益が上がる共同体を作り上げています。「集団は共通のテーマを持ったら強くなる」ことのお手本とも言える一冊をぜひご覧いただき、「生業の里」をお訪ねください。
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事業が成立する理由が全くない土地にもかかわらず、年間売上額2000万円を超えたこともある、5人のカアちゃんたちが始めた企業組合「生業の里」。
何か踏み出そうとして最初の1歩が出ない、そんな時に背中を押してくれそうな1冊です。
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