哲人ニーチェのプラトンら古代ギリシャ哲学理解と批判を透して歴史的知の断裂を明らかにし、現代への復活をとく新しいニーチェ入門。著者の哲学への入口にはニーチェがあり、哲学について考えるときの中心にあるのも、またニーチェである。<br>なにゆえに、ニーチェは、古代ギリシャの哲学者プラトンに対して批判的なのか。著者は、善のイデアによる「普遍的な知」を語るプラトンに対するニーチェの誤った捉え方の淵源を、プロティノス/アウグスティヌスによって生まれた「歴史的知の断裂」に見る。『ニーチェ 知のゆくえ』三巻本の第一書。<br>仲井幹也
三元社
2023年07月
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ナカイ ミキヤ
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